総裁選で「防災省」構想が浮上、意見が真っ二つに分かれる。

総裁選で「防災省」構想が浮上、意見が真っ二つに分かれる。

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防災省の創設は必要か
1. 自民党総裁選で防災省構想が争点に。
2. 石破茂氏が防災省創設を主張。
3. 小泉進次郎氏と河野太郎氏が異論を唱える。

自民党総裁選に出馬した9候補による共同記者会見が行われ、防災省構想が争点の一つとなりました。

石破茂元幹事長は、防災対策から災害時の初動対応、復旧・復興までを一元的に担う省庁の創設を訴えました。全国の市町村の7割近くと全国知事会が「必要」としているとし、国家の責任として防災省の設立を主張しました。

これに対し、小泉進次郎元環境相や河野太郎デジタル相は「組織ありきの議論ではない」と異論を唱えました。小泉氏は政府全体としての連携強化が重要であると述べ、首都直下型地震などの激甚災害に備えて首都機能の分散化を検討する意向を示しました。

また、加藤勝信元官房長官は危機管理庁の設立を提案し、高市早苗経済安全保障相は復興庁の機能強化を求めました。

これにより、政府の防災復興対策の在り方を巡り、各候補者の意見が真っ向から対立しました。
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