トランプ陣営、激戦州での勝利を狙う戦略とは?

トランプ陣営、激戦州での勝利を狙う戦略とは?

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トランプ陣営の新戦略は成功するのか
1. トランプ陣営が投票意欲の低い有権者を戸別訪問。
2. 激戦州での新たな有権者層取り込み戦略。
3. ハリス陣営は幅広い有権者層を狙う。

11月5日の米大統領選に向けて、共和党候補のトランプ前大統領の陣営が投票意欲の低い有権者をターゲットにした戸別訪問を行っている。この戦略は新たな有権者層の取り込みを目指しており、特に激戦州での活動が注目されている。

トランプ陣営のボランティアであるレイチェル・ゴットバーグさんとクリス・ゴットバーグさん夫妻は、ペンシルベニア州ヨークで戸別訪問を実施し、投票意欲の低い有権者への接触を試みた。

トランプ陣営は、投票頻度の低い有権者に重きを置いており、特に地方に住む若者層の白人をターゲットにしているが、白人以外の有権者も含まれている。ニューヨーク・タイムズ紙とシエナ大学の共同調査によると、トランプ氏は全有権者対象では支持率が48%で、民主党候補ハリス副大統領の47%と拮抗しているが、2020年の選挙で投票しなかった有権者の間では支持率が49%と、ハリス氏を9ポイント上回っている。

一方、ハリス陣営はより幅広い有権者層を狙っており、資金も豊富である。トランプ支持団体「ターニング・ポイント・アクション」の広報担当、アンドリュー・コルベット氏は、アリゾナ州だけでも投票頻度が低く保守的な傾向の有権者が30万人いると述べ、こうした有権者への働きかけの重要性を強調している。
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