日銀会合、利上げのシグナルに注目!経済の行方は?

日銀会合、利上げのシグナルに注目!経済の行方は?

※記事の画像はイメージです

日銀は利上げのシグナルをどう発信するのか

1. 日銀の金融政策決定会合の焦点は利上げのシグナル発信。
2. 前回の利上げで市場が大波乱、反省の声も。
3. 今回の利上げの公算は小さく、発信が問われる。


日本銀行の金融政策決定会合が注目されています。焦点は利上げに向けてどのようなシグナルを発信するかです。

前回の7月末の会合で利上げを行った日銀は、その直後に円高が10円以上進み、株価が過去最大の下落と上昇を記録しました。市場が利上げをサプライズと受け止めたことが大波乱の一因とされ、日銀内では「想定外だった」という声が上がりました。

17年間利上げできなかったこともあり、市場との対話は失敗したと反省の声も聞かれます。しかし、植田総裁は「経済・物価が見通しに沿って推移すれば、金融緩和度合いを調整する」と発言し、利上げを模索する路線を続けると強調しました。

前回の利上げの影響を見極めるため、今回の利上げの公算は小さいと市場は見ています。アメリカが利下げ局面に入った中、日銀が反省を活かした発信ができるかが問われています。
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