新幹線分離、原因は謎のまま。人為的ミスの可能性は低い?

新幹線分離、原因は謎のまま。人為的ミスの可能性は低い?

※記事の画像はイメージです

新幹線の連結器が走行中に外れた原因は
1. 東北新幹線の連結部分が走行中に外れた。
2. 乗客約320人にけがはなかった。
3. 原因を調査中で再発防止に努める。

19日午前8時7分ごろ、宮城県大崎市の東北新幹線・古川―仙台駅間で、東京行き新幹線の連結部分が走行中に外れ、いずれも線路上で停車しました。

盛岡駅で「はやぶさ6号」と「こまち6号」を連結して走っていましたが、何らかの理由で分離しました。乗客約320人にけがはなく、原因を調べています。

JR東日本の新幹線の連結が走行中に外れるのは初めてです。時速約315キロで走行中に非常ブレーキが作動し、運転士が点検すると連結部分が外れており、列車同士が約300メートル離れて止まっていました。

脱線はしておらず、連結器や車輪に異常はみられませんでした。連結器は自動的にロックがかかる仕組みで、盛岡駅では正常に連結したことを確認していました。人為的なミスは考えにくく、機器に異常がなかったか詳しく調べています。

他の車両の連結器についても検査しますが、運行は続けます。このトラブルの影響で東北新幹線は一時全線で運転を見合わせ、上下72本が運休し、約4万5000人に影響しました。

JR東の幹部は「多くのお客様に多大なご迷惑をおかけしておわび申し上げる。速やかに原因を究明して再発防止に取り組む」と謝罪しました。
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