立憲代表選、原発ゼロの議論が後退。未来のエネルギー政策は?

立憲代表選、原発ゼロの議論が後退。未来のエネルギー政策は?

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立憲民主党代表選挙、エネルギー政策の行方は

1. 立憲民主党代表選の焦点はエネルギー政策。
2. 4候補は再生可能エネルギー普及を重視。
3. 原発再稼働に対する姿勢は候補者で異なる。


立憲民主党代表選挙では、エネルギー政策が重要な焦点となっています。野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員の4候補は、再生可能エネルギーの普及を重視し、「原発に依存しない社会」の実現に意欲を示していますが、「原発ゼロ」の表現を避ける傾向があります。次期衆院選を見据えた現実路線をアピールする意図があると見られます。

電力需要の増加が見込まれる中、野田氏と泉氏は「現実的」という言葉を多用し、原発の新規増設やリプレースは不要としつつも、避難計画と地元同意を条件に再稼働を容認する姿勢を示しています。

一方、枝野氏は「原発ゼロ」を封印し、再稼働については大規模停電のリスクが非常に高い場合にのみ考えるとしています。吉田氏は再稼働に最も慎重で、「原発が安いエネルギーというのは誤りだ」と指摘し、再生可能エネルギーの拡大に注力すべきだと訴えています。

党綱領の改定については、4候補とも否定的な立場を示しています。
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