露軍機が領空侵犯、防衛相が挑発行為と非難。緊張高まる国際情勢。

露軍機が領空侵犯、防衛相が挑発行為と非難。緊張高まる国際情勢。

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ロシア軍の領空侵犯にどう対応するか
1. ロシア軍哨戒機が3回領空侵犯。
2. 木原防衛相が挑発的行動と指摘。
3. 岸田首相が警戒監視の強化を強調。

ロシア軍哨戒機が3回にわたり日本の領空を侵犯したことについて、木原稔防衛相は24日の閣議後記者会見で、無線による通告や警告を行ったが、挑発的な行動と考えられると述べた。

また、中国軍機の領空侵犯や中国海軍の空母「遼寧」の接続水域航行にも触れ、短期間で立て続けにこうした事案が発生していることに強い危機感を示した。

林芳正官房長官も同様に、同一機が3回にわたり領空侵犯を繰り返し、さらなる侵犯発生も懸念される特異な状況であると指摘した。

岸田文雄首相は、日本政府が領土、領海、領空を断固として守り抜く決意の下、警戒監視に万全を期すと強調した。

防衛省によると、ロシア機は23日午後、北海道・礼文島北側の海域上空で3回にわたり約30秒~1分間、日本の領空に入った。空自の戦闘機が緊急発進し、フレアを発射した。
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