記録的豪雨で孤立した集落、どう避難したのか
1. 石川県能登地方で記録的豪雨が発生。
2. 自衛隊のヘリで集団避難が開始。
3. 11人が死亡、6人が行方不明。
石川県能登地方を襲った記録的豪雨により、道路が寸断され孤立状態が続く集落から、自衛隊のヘリを使った集団避難が始まりました。
輪島市西部の西保地区では、土砂崩れや倒木で道路が寸断され、住民48人が孤立状態に。集団避難を希望した40人が航空自衛隊のヘリコプターで救出されました。中には100歳の男性も含まれており、自衛隊員に抱えられながらヘリから降り立ちました。
住民は「電気や水道が来ず、自宅待機していた。買い物も行けなかった」と語りました。
輪島市の塚田川では住宅4棟が流され、中学3年の喜三翼音さんら2人と連絡が取れていません。河口近くの海岸でも喜三さんの家族が手がかりを捜していました。
県内ではこれまでに11人が死亡し、6人の行方や安否が分かっていません。
一方、臨時休校となっていた輪島市内の小中学校は、床上浸水した2校を除いて授業が再開され、校舎に子どもたちの声が戻ってきました。