信用保証協会のトップ、驚異の98%が「天下り」!その実態とは?

信用保証協会のトップ、驚異の98%が「天下り」!その実態とは?

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信用保証協会のトップはなぜ地元出身者が多いのか
1. 信用保証協会のトップの98%が地元自治体出身者。
2. 富山県のみ民間出身者がトップに就任。
3. 政府は天下り是正を示したが、実態は変わらず。

信用保証協会は中小企業が金融機関から融資を受けやすくするための公的機関で、企業が返済できない場合に肩代わりを行います。全国51の協会のうち50のトップが地元自治体の出身者であり、その多くが元副知事や県教育長などの元幹部です。

政府は11年前に天下りの是正を示しましたが、依然として98%が地元自治体出身者で占められています。唯一、富山県の協会は民間出身者がトップに就任しており、これは新田八朗知事が金融・経営の専門的知見を持つ人材による協会運営を目指し、公募を検討した結果です。

協会役員の任命権は知事や市長にありますが、経済産業省や金融庁も監督しています。過去には野党議員が協会トップの天下りを指摘し、審査体制のずさんさを訴えましたが、実態は大きく変わっていません。
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