最低賃金引き上げは本当に労働者に利益をもたらすのか
1. 石破茂首相は最低賃金を1500円に引き上げる目標を掲げる。
2. 年収の壁により、時給アップが働き控えを招く可能性がある。
3. 社会保障改革とセットでの対応が求められている。
石破茂首相は最低賃金を全国平均1500円に引き上げる目標を掲げていますが、年収の壁により多くのパートやアルバイトが労働時間を減らす可能性があります。
野村総合研究所の調査によれば、時給が上がったことでさらに就業調整を行う人が多く、約210万人が影響を受けるとされています。
この問題に対し、社会保障改革を進めることが重要であり、勤労者皆保険の導入や年収制限の廃止などが提案されています。