エヌビディアの成長は続くのか
1. エヌビディアの売上高と利益が過去最高を記録。
2. 生成AI向け半導体の需要が好調で市場予想を上回る。
3. 株価は期待に反し一時値下がりした。
エヌビディアは2024年8~10月期決算で、売上高が前年同期比1.9倍の350億8200万ドル、最終利益が2.1倍の193億900万ドルを記録しました。生成AI向け半導体の需要が引き続き好調で、売上高と最終利益は四半期として過去最高となりました。
特にデータセンター向けの売上高が2.1倍の約308億ドルと好調で、市場予想を上回りました。ジェンスン・フアンCEOは、AIの時代が本格的に到来し、エヌビディア製コンピューティングへの世界的な移行が進んでいると述べました。
次期決算では売上高がさらに拡大し、約375億ドルに達する見通しです。しかし、市場の期待が非常に高かったため、決算発表後の株価は一時値下がりしました。
エヌビディアは生成AIの開発やデータ処理に使われる先端半導体の世界シェアが約8割に上り、今後の生成AI関連ビジネスの成長性を示唆しています。