剣道部の悲劇、被害者の父親は何を訴えるのか
1. 近畿大学剣道部での暴行事件で元大学生が起訴。
2. 検察は懲役5年を求刑、被告は謝罪し起訴内容を認める。
3. 被害者の父親は被告を憎まず、人生を全うするよう訴える。
近畿大学の剣道部で起きた暴行事件に関する裁判が大阪地裁で行われ、元大学生の林陽暉被告が起訴内容を認め、謝罪しました。
事件は2023年10月、東大阪市内で発生し、被告が同じ剣道部の男子学生を殴り、転倒させた結果、被害者は死亡しました。
検察側は、被告が酔った状態で被害者に詰め寄り、押し倒す行為が危険であり、動機が短絡的であると指摘し、懲役5年を求刑しました。
一方、弁護側は事件が偶然の重なりで起きたとし、情状酌量を求めています。
被害者の父親は、涙ながらに被告を憎まないと述べ、人生を一生懸命生きるようにと訴えました。彼は、息子が友人に命を奪われたことに無念さを感じつつも、恨みを抱かないことが息子の意志であると信じ、被告に対しても同様の思いを持っています。
父親は、被告が道を外さず、天寿を全うすることを願っています。