政府が防衛産業の強化に向けた新たな戦略を策定中!その狙いとは?

政府が防衛産業の強化に向けた新たな戦略を策定中!その狙いとは?

※記事の画像はイメージです

日本の防衛産業はどのように強化されるのか
1. 政府は防衛産業強化のため国家防衛産業戦略を策定中。
2. 輸出ルール緩和で国際競争力向上を目指す。
3. 経済産業省など他省庁も参加し、論点を整理する。

政府は防衛産業の基盤強化を目指し、「国家防衛産業戦略」を策定する方針を示しました。この戦略は、防衛産業の強化と装備品の輸出推進を明記した国家安全保障戦略に基づき、中長期目標を設定します。産官学の連携を促進し、国際競争力の向上を図ることを目的としています。

2022年に策定された国家安保戦略では、防衛産業を「防衛力そのもの」として重視し、装備品輸出を「望ましい安保環境の創出に重要」と位置付けています。これに伴い、輸出ルールの緩和が進められていますが、紛争を助長する懸念もあります。

防衛産業戦略の立案には、経済産業省など他省庁も参加し、維持・強化すべき産業や技術、強靱なサプライチェーン構築、望ましい調達制度、機微技術の保護、人材確保策などの論点を整理します。
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