カスハラ防止条例で労働環境はどう変わるのか
1. 桑名市がカスハラ防止条例案を発表。
2. カスハラ行為者の氏名公表を制裁措置に。
3. 安全な労働環境を目指す条例制定を目指す。
三重県桑名市は、客が店員や従業員に対して過度な要求や迷惑行為を行う「カスタマーハラスメント(カスハラ)」を防止するための条例案を発表しました。この条例案には、カスハラを行った人の氏名を公表する制裁措置が含まれており、全国初の試みです。
条例案では、カスハラを「要求の内容に妥当性がなく、就業者の労働環境が害される恐れがある行為」と定義しています。市は相談窓口を設け、専門家で構成される対策委員会に諮問し、カスハラと認定された場合には警告を行い、それでも従わない場合には氏名公表に踏み切る方針です。
伊藤徳宇市長は、条例制定により安全で安心して働ける環境を作りたいと述べています。