補正予算の規模拡大は本当に必要か
1. 2024年度補正予算案は13兆9433億円で前年を上回る。
2. 物価高対策は縮小し、産業政策が膨らむ。
3. 国債発行で財源の5割をまかなう構造が続く。
政府は2024年度の補正予算案を13兆9433億円とし、前年を上回る規模で閣議決定しました。
物価高対策は縮小され、低所得世帯向け給付金や電気・ガス代の補助額が減少しています。これに対し、産業政策や自然災害からの復旧費用が増加し、特に半導体やAI分野への支援が強化されています。
財源の半分は国債発行に依存しており、借金頼みの構造が続いています。野党からは予算の中身に対する批判があり、今後の国会論戦で議論が予想されます。