中国の海底資源採掘計画、日本はどう対応するのか
1. 中国企業が南鳥島沖でマンガン団塊採鉱を計画。
2. 国際ルール未整備で商業開発はまだ不可。
3. 日本は技術で中国に後れを取っている。
中国の国有企業が南鳥島沖でマンガン団塊の大規模採鉱試験を計画している。これは水深5000メートル超の深海で行われ、商業規模に近い採鉱には高い技術が必要とされる。
国際海底機構(ISA)が管理する公海の海底鉱物は国連海洋法条約で人類共同の財産とされているが、現時点で商業開発の国際ルールは整備されていない。
日本は技術面で中国に後れを取っており、南鳥島周辺での商業開発を目指しているが、実現は2028年度以降となる見込みである。