ウ大統領、占領地の一部を外交交渉で取り戻す意向を示す。

ウ大統領、占領地の一部を外交交渉で取り戻す意向を示す。

※記事の画像はイメージです

ウクライナはNATO加盟で安全を確保できるのか
1. ゼレンスキー大統領はNATO早期加盟を重視。
2. クリミアなどの奪還は外交で目指す。
3. ロシアの侵略抑止にはNATO加盟が必要。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、キーウでの会見で、対ロシア戦争の早期終結を望むとしつつ、ウクライナの安全保障のために北大西洋条約機構(NATO)への早期加盟が重要であると強調しました。

クリミア半島を含む一部のロシア占領地の武力奪還は困難であると認め、外交による全領土回復を目指す必要があると述べました。

ゼレンスキー氏は、全領土奪還を目標に徹底抗戦を公言してきましたが、NATO加盟が確約され、ロシアの侵略を抑止できる環境が整えば、一部領土は戦闘終結後に交渉で取り戻す方針に転換しました。

東部でのロシア軍の前進により戦況は厳しいとし、ウクライナが強くなった時に初めて外交的手段を考えることができると強調しました。
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