静岡県警の証拠ねつ造疑惑、真相は
1. 袴田巖さんの無罪が確定し、弁護団が証拠のねつ造検証を要請。
2. 静岡県警が事実確認を進め、袴田さんに謝罪。
3. 弁護団は検察にも同様の申し入れを行う方針。
1966年に静岡県清水市で発生した一家4人殺害事件で、袴田巖さんが無罪となった。彼の弁護団は、事件に関する静岡県警の事実確認作業において、証拠のねつ造の有無についても検証するよう求めた。
12月9日、弁護団事務局長の小川秀世弁護士が静岡県警本部を訪れ、申し入れを行った。袴田さんは一度死刑判決を受けたが、2024年に静岡地方裁判所が再審で無罪を言い渡した。
静岡県警の津田隆好本部長は袴田さんに謝罪し、当時の捜査員への聞き取りを行い事実確認を進めている。小川事務局長は、裁判所にねつ造が認められた「5点の衣類」についても検証を求め、違法行為が否定できない場合は改善策を提案するよう要請した。
弁護団は近く検察にも同様の申し入れを行う予定である。