被団協が平和賞を受賞、被爆者の長年の願いがついに実を結ぶ。

被団協が平和賞を受賞、被爆者の長年の願いがついに実を結ぶ。

※記事の画像はイメージです

被団協の受賞は核廃絶への新たな一歩となるのか
1. 被団協がノーベル平和賞を受賞。50年ぶりの日本受賞。
2. 核の脅威に対する国際社会の警鐘を鳴らす。
3. 被団協は核廃絶を訴え続けてきた団体。

日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。これは、1974年に佐藤栄作元首相が受賞して以来、50年ぶりの日本の個人や団体による受賞です。

被団協は、核廃絶を目指し、被爆者の切実な願いを世界に伝えてきました。ノルウェーのノーベル賞委員会は、核使用を許さないという「核のタブー」の機運を国際社会に醸成した被団協の貢献を高く評価しました。

ロシアのプーチン大統領が核の威嚇を繰り返し、北朝鮮が核実験を実施するなど、依然として核の脅威が続く現状に対し、被団協の活動は重要な警鐘を鳴らしています。

授賞式はノルウェーの首都オスロで行われ、被団協の代表委員である田中熙巳さん、田中重光さん、箕牧智之さんの3人が登壇し、メダルと賞状が授与されました。

被団協は1956年に結成され、「ふたたび被爆者をつくるな」を合言葉に活動を続けています。
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