2025年度の税収見積もりはどうなるのか
1. 2025年度予算案で税収見積もりは70兆円台後半。
2. 24年度の税収は73.4兆円で過去最高を更新。
3. 25年度も税収増加が見込まれるが国債発行は避けられない。
政府は2025年度予算案で、一般会計の税収見積もりを70兆円台後半とする方針を固めました。これは、2024年度の税収見積もり73.4兆円を上回り、6年連続で過去最高を更新する見通しです。
2025年度は、所得税などの定額減税による減収の影響がなくなり、物価高が税収を押し上げると予想されています。2024年度の税収は、物価高や企業業績の好調を背景に、当初予算を3.8兆円上回り、補正予算の財源として使われました。
基幹3税である所得税、法人税、消費税が伸びており、2025年度もこの傾向が続くと見られています。しかし、税収が増加しても歳出を賄うことはできず、巨額の国債発行は避けられない見通しです。