北朝鮮と中国を意識し、日本の核の傘を強化する動きが進行中。

北朝鮮と中国を意識し、日本の核の傘を強化する動きが進行中。

※記事の画像はイメージです

日米の核抑止力強化はどのように進むのか
1. 日米が拡大抑止ガイドラインを策定。核使用で意思疎通。
2. 自衛隊と米軍が連絡を取り合い、核の傘を強化。
3. 北朝鮮や中国への抑止力を高める狙いがある。

日米両政府は、初めて拡大抑止に関するガイドラインを策定し、有事の際の米国の核使用について日本と意思疎通する内容を盛り込みました。このガイドラインは、自衛隊と米軍が連絡を取り合う「同盟調整メカニズム」を活用し、日本側の要望を伝えることで、北朝鮮や中国への抑止力を高める狙いがあります。

核攻撃の承認権限は米大統領にありますが、日本政府が米国に意見を伝える明文化された規定はこれまでありませんでした。今後は、日米防衛協力の指針に基づき、平時から有事まであらゆる段階で意見交換が可能となります。この動きは、核兵器を取り巻く悪化する環境に対応するためのものです。
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