能登半島地震から1年、復興は進んでいるのか
1. 能登半島地震から1年、復興が進むも課題が残る。
2. 地震と豪雨で避難生活が長期化、人口減少が進行。
3. 復興事業者の8割が営業再開、後継者不足が課題。
2024年元日に発生した能登半島地震から1年が経過しました。石川県輪島市の観光名所「朝市通り」近くに住む二俣大輔さんは、犠牲者に手を合わせ、思い出の場所が失われたことを振り返ります。
地震の影響でインフラの回復が遅れ、9月には豪雨災害も発生し、避難生活が長期化しました。被災者の多くは仮設住宅や自宅に移り、生活再建に向けて進んでいます。
地震の死者は504人で、避難者は最大約3万4000人から28人に減少しました。仮設住宅の整備は完了し、基幹道路の通行も再開されていますが、人口減少が進み、特に40歳未満の減少率が高いです。
能登6市町で営業を再開した事業者は8割に達しましたが、復興の先行きが不透明で、後継者不足が課題です。
1日には石川県主催の追悼式が行われ、遺族や石破茂首相らが参列し、犠牲者に黙とうを捧げました。