震災で夫を失った妻、届いた曲に驚きと感動が。

震災で夫を失った妻、届いた曲に驚きと感動が。

※記事の画像はイメージです

震災で失ったものと残ったものは何か
1. 佳織さんは震災で夫を失い、心のリハビリを始めた。
2. 研修所の卒業制作を通じて、作品作りに取り組んだ。
3. 人とのつながりが最後に残ったと感じた。

輪島市白米町の棚田で米作りに取り組んでいた佳織さん夫妻は、地震で夫の翔太さんを失った。佳織さんは、翔太さんの遺骨とともに熊本の実家に戻り、心の空虚さを抱えながら事務手続きを進めた。

そんな中、輪島の研修所から卒業制作の完成を促され、金沢で作品作りに取り組むことを決意した。作品作りを通じて、震災前に決めていた「優しく、やわらかく、丸く」というイメージを大切にしながら、蓋物を完成させた。

心と体が悲鳴をあげる中、佳織さんは心のリハビリとして、会いたい人に会う旅に出た。友人夫婦の新たな命の誕生に触れ、命の循環を美しいと感じた。

輪島に戻ると、震災前に夫と最後に外食した親友の家で、家族団らんのぬくもりを感じた。震災で多くを失ったが、最後に残ったのは人とのつながりだった。
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