能登周辺の断層に新たなひずみが発見され、地震の可能性が注目されています。

能登周辺の断層に新たなひずみが発見され、地震の可能性が注目されています。

※記事の画像はイメージです

能登半島の地震リスクはどれほど深刻か
1. 能登半島周辺でM6クラスの地震が頻発。
2. 活断層のひずみで地震リスクが高まる。
3. 大地震の発生確率が上昇中。

能登半島周辺では、過去1年間でマグニチュード6クラスの地震が数カ月ごとに発生しており、地震のリスクが高まっています。特に半島西方沖や金沢市直下の活断層では新たなひずみが生じており、専門家は長期間にわたる注意が必要だと訴えています。

2024年11月26日には、半島西方沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生し、その後も余震が続いています。この地震は、能登半島地震を引き起こした断層より西に震源があり、別の活断層が動いた誘発地震とみられています。

金沢大の平松良浩教授は、北陸地方の周辺断層に新たなひずみが生じていると指摘し、震度6強や場所によっては震度7クラスの大きな地震が起きる可能性があると懸念しています。政府の地震調査委員会の長期評価によれば、これらの断層帯はM7.0~7.8程度の地震を起こす恐れがあるとされています。

平松教授は、これらの断層帯の周辺で小さな地震が増加しており、大きな地震の発生確率も高まっていると強調し、能登半島地震の余震にも注意を呼び掛けています。
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