石破首相の訪問で日マレーシア関係はどう変わるのか
1. 石破首相はマレーシア首相と安全保障協力を強化。
2. 日ASEAN関係の深化を目指し、地域情勢を議論。
3. 経済発展支援で脱炭素や防災に日本の強みを活用。
石破首相はマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と会談し、中国の海洋進出を念頭に安全保障協力の強化を打ち出しました。会談では、東・南シナ海の地域情勢を議論し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を共有しました。
また、マレーシアが今年のASEAN議長国を務めることを踏まえ、日ASEAN関係の深化も目指しています。安保協力の加速に向け、両国の海上保安機関の連携や、防衛装備品の無償提供を通じた協力で一致しました。
さらに、マレーシアの持続可能な経済発展を支援するため、高度人材の育成や脱炭素、防災など日本の強みを生かした支援策も話し合われました。日本側は液化天然ガスの安定供給を呼びかけ、マレーシアを戦略的に重要な同志国と位置づけています。