中国のEV市場が急成長する中、ホンダは苦戦を強いられています。

1. BYDが2024年にホンダを上回る販売台数を予測。
2. 中国市場での成長がBYDの勢力図を変化させる。
3. ホンダと日産はEV化の遅れを挽回する必要がある。

2024年の世界新車販売台数で、中国の電気自動車（EV）大手である比亜迪（BYD）がホンダを上回る見通しです。BYDは低価格を武器に中国市場で急成長を遂げており、ホンダは苦戦しています。

中国政府の後押しでEVなどの新エネルギー車が台頭し、ガソリン車を強みとする日本勢は劣勢に立たされています。ホンダの2024年の中国での販売台数は前年割れが続いており、世界全体でも減少が続いています。

一方、BYDは中国での販売台数を大幅に伸ばし、世界販売台数も大幅に増加しました。BYDは日本市場でも存在感を高めるため、2025年中にプラグインハイブリッド車（PHV）を発売する方針を示しています。

ホンダと日産自動車はEV化の遅れを挽回するため、経営統合に向けた協議を進めています。両社はEV車載ソフトの共通化を通じて、巨額投資の費用負担を和らげる狙いもあります。