EV購入補助金が最大5万円増額！今がチャンス、電動車の未来を手に入れよう。

1. 経産省はエコカー補助金を最大5万円増額する方針。
2. グリーン鉄採用でCO2削減を促進。
3. 自動車メーカーの計画提出が補助金増額の条件。

経済産業省は、電気自動車（EV）などのエコカー購入者への補助金を4月から一部引き上げる方針を固めました。特に、二酸化炭素（CO2）の排出を抑えて製造した鋼材（グリーン鉄）を車体に採用する自動車メーカーの車に対して、補助金を最大5万円増やすことを決定しました。

これにより、走行時だけでなく製造過程でもCO2を削減するため、鋼材を供給する鉄鋼メーカーに脱炭素投資を促す狙いがあります。補助金増額の対象は、2030年度までのグリーン鉄の調達量や導入比率などの計画を提出した自動車メーカーの新車で、ほぼ全社が提出するとみられています。

経産省は3月下旬までに計画を評価し、25年度の補助額を決める予定です。国内のCO2排出量は3割以上が産業部門で、そのうち鉄鋼業は約4割を占めています。鉄鋼メーカーがグリーン鉄の製造を増やせば、CO2削減につながると期待されています。

しかし、グリーン鉄は技術開発や設備投資などの費用が高く、自動車メーカーはコスト増につながるため慎重です。経産省は、自動車メーカーがグリーン鉄の導入を進めれば、鉄鋼メーカーも大型投資を進めやすくなると考えています。