全米で不法移民の取り締まりが強化、影響はどこまで広がるのか？

1. トランプ政権が不法移民取り締まりを強化。
2. 犯罪歴に関係なく強制送還を進める方針。
3. 主要都市で大規模な拘束作戦を実施。

トランプ米大統領は不法移民の取り締まりを最優先課題とし、全米で大規模な拘束作戦を展開しています。28日にはニューヨークでの作戦で969人が拘束され、トランプ政権は犯罪歴に関係なく強制送還を進める姿勢を示しています。

ノーム国土安全保障長官は、犯罪歴のある不法移民を拘束する様子をSNSに投稿し、今後も取り締まりを続けると強調しました。ICEには1日当たり1200～1500人の拘束ノルマが課され、目標未達の場合には管理職が責任を問われるとされています。

トランプ氏は就任前に犯罪歴のある不法移民を優先的に国外追放する考えを示していましたが、実際には犯罪歴を問わない姿勢を取っています。大規模な取り締まりはシカゴやロサンゼルス、アトランタなどの主要都市でも行われ、先住民など米国民まで拘束されたという報告もあります。