米国の追加関税に中国が強烈な不満を表明、緊張が高まる。

米国の追加関税に中国が強烈な不満を表明、緊張が高まる。

※記事の画像はイメージです

トランプ大統領の関税政策、中国はどう対応するのか
1. トランプ大統領が中国に10%の追加関税を課す大統領令に署名。
2. 中国はWTOに提訴し、対抗措置を示す方針を発表。
3. 中国はアメリカのフェンタニル問題に対する不満を表明。

アメリカのトランプ大統領が中国に対して10%の追加関税を課す大統領令に署名したことを受け、中国の商務省はWTOに提訴する方針を示しました。

ホワイトハウスは、トランプ大統領がカナダとメキシコに25%、中国に10%の追加関税を課すことを発表しました。これに対し、中国の商務省は「アメリカの一方的な追加関税はWTOのルールに違反し、米中間の経済貿易協力に損害を与える」と強く反発し、アメリカをWTOに提訴するとともに対抗措置を取る方針を示しました。

また、中国外務省は、アメリカが合成麻薬「フェンタニル」の原料が中国から流入しているとして追加関税を課したことに対し、「中国は世界で最も厳しい麻薬撲滅政策をとっており、フェンタニルはアメリカの問題である」と主張しました。中国はアメリカに対し、米中が麻薬対策で築いた良好な状況を維持し、米中関係の健全な発展を促すよう求めています。
コピー