トヨタの佐藤恒治社長が経団連副会長に内定した理由とは
1. トヨタの佐藤恒治社長が経団連副会長に内定。
2. トヨタは財界で大きな存在感を持つ。
3. 経団連会長に金融機関出身者が初就任。
トヨタ自動車の佐藤恒治社長が、経団連の次期副会長に内定しました。これは、トヨタの社長経験者が副会長に就くのは渡辺捷昭氏以来のことです。
トヨタはこれまで、豊田章一郎氏や奥田碩氏が経団連会長を務めるなど、財界内で大きな存在感を示してきました。自動車産業は日本の代表的な産業であり、経団連内でもトヨタ待望論がありました。
経団連は、十倉雅和会長が退任し、日本生命保険の筒井義信会長が新たに就任します。製造業出身者が多い中で、金融機関出身者が会長に就任するのは初めてのことです。日本最大の製造業トップを副会長に据えることで、筒井体制を支える狙いがあります。