Amazonが人材多様性に関する記述を削除、その背景とは？

1. アマゾンは年次報告書から多様性記述を削除。
2. トランプ政権はDEI重視政策を標的に。
3. アマゾンは公平性促進の記述も削除。

アマゾン・ドット・コムは、最新の年次報告書で「包括性と多様性」に関する記述を削除しました。これは、昨年12月に同社が従業員に対して、米国企業の社内方針の動向に従い、多様性・公平性・包括性（DEI）に関する取り組みを2024年末までに打ち切ると伝えていたことに関連しています。

トランプ政権は、政府内外でのDEI重視政策を標的にしており、司法省は民間セクターでの多様性に関する違法な取り組みを調査し、排除し、罰則を科すと表明しています。

アマゾンは過去2年間、年次報告書で最高の雇用主を目指すために包括性と多様性に重点を置くと記していましたが、2024年版ではこの記述が削除されました。また、人材の採用と育成に関する公平性促進の目標についての記述も取り除かれました。