中国はなぜ尖閣諸島周辺のブイを撤去したのか
1. 中国が尖閣諸島周辺のEEZ内に設置したブイを撤去。
2. 中国外務省はブイの撤去を自主的と強調。
3. 岩屋外務大臣がブイの即時撤去を求めていた。
中国政府は、日本の排他的経済水域(EEZ)内に設置したブイの一部を撤去したことを発表しました。沖縄県尖閣諸島周辺のEEZ内に設置されたブイについて、中国外務省の郭嘉昆報道官は、11日の定例記者会見で撤去を明らかにしました。
郭報道官は、ブイがその場所での任務を完了したと述べ、中国側が気象観測用のブイを設置したことは国内法と国際法に基づいていると正当性を主張しました。また、科学的観測の必要性に基づき、中国の関係機関が自主的に調整を行ったと強調しました。
昨年12月に中国を訪問した岩屋外務大臣は、王毅外相に対してEEZ内に設置された複数のブイを即時撤去するよう求めていました。