米価高騰にどう対処するのか
1. 米価高騰を抑えるため、備蓄米21万トンを放出。
2. 2024年産の生産量は前年より18万トン増加。
3. 備蓄米放出は集荷業者に対し、入札で売却。
米価の高騰を抑えるため、農林水産省は備蓄米を21万トン放出することを決定しました。初回は15万トンを放出し、残りは流通状況を見て追加する予定です。
2024年産の米の生産量は前年より18万トン増加する見込みですが、主要な集荷業者が確保できた量は21万トン少ないため、農水省はこの不足分を補うことにしました。
備蓄米の放出は、年間の玄米仕入れ量が5千トン以上の集荷業者に対して行われ、入札で選ばれた業者に売却されます。過度な米価の下落を防ぐため、原則1年以内に同量を買い戻す方針です。
これまで備蓄米の放出は凶作時と災害時に限られていましたが、今回の措置は異例の対応となります。