年収の壁に新提案!2段階の所得制限がもたらす影響とは?

年収の壁に新提案!2段階の所得制限がもたらす影響とは?

※記事の画像はイメージです

年収の壁はどこまで引き上げられるのか
1. 自民党は年収103万円の壁を引き上げる案を検討中。
2. 年収200万、500万円で所得制限を設ける方向。
3. 国民民主は課税最低限を178万円にすべきと主張。

自民党は、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の引き上げを検討しており、新たに2段階の所得制限を設ける方向で調整を進めています。

具体的には、年収200万円程度と500万円程度で所得制限を設け、年収が500万円を超えた場合は課税最低限を123万円とする案が検討されています。

現行の年収103万円の課税水準は、基礎控除と給与所得控除の合計で成り立っていますが、国民民主党は課税最低限を178万円に引き上げるべきだと主張しています。これにより、年7兆~8兆円の税収減が見込まれますが、自民党案では減少幅が抑えられるとされています。

昨年12月には、3党幹事長が控除額を178万円に引き上げることを目指すと合意しましたが、国民民主党の主張との隔たりが大きく、協議は中断していました。
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