コメの価格は下がるのか、備蓄米放出の効果は
1. コメの平均価格が前年同期比89.7%上昇。
2. 政府が備蓄米21万トンを放出予定。
3. コメ流通が活発化し、値下がりに期待。
農林水産省は、2月3~9日にスーパーで販売されたコメの平均価格が前年同期比で89.7%高い3829円であると発表しました。1月下旬に政府が備蓄米放出の新方針を表明したにもかかわらず、価格の高騰が続いています。
江藤拓農相は2月14日に最大21万トンの備蓄米を放出する具体策を発表し、3月下旬にはスーパーなどに並ぶ見通しです。これにより、コメの価格が下がるかどうかが注目されています。価格は前年同期比で1811円上昇し、前週比でも141円高くなっています。
農水省は全国約千店舗のスーパーの販売データを基にこの情報をまとめました。販売数量は前年同期比で9.4%減少しています。江藤氏は、コメの流通取引が活発になっていると述べ、卸売業者から小売業者に対し、コメを売りたいという声が増えているとしています。
農水省は集荷業者を対象に備蓄米の説明会を開催し、入札手続きなどを説明しました。