渋滞税の取り消し、トランプの自画自賛は正当か
1. トランプ政権がニューヨークの渋滞税認可を取り消し。
2. トランプ大統領がSNSで自画自賛。
3. ニューヨーク州知事が渋滞税継続を求め提訴。
アメリカ・ニューヨークで導入された「渋滞税」は、マンハッタンの渋滞を緩和し、徴収した料金を老朽化した地下鉄の改修に充てる目的で始まりました。
しかし、トランプ政権が発足すると、運輸省は「ドライバーに選択肢がない」「時代遅れで不公平だ」として、渋滞税の認可を取り消すと発表しました。トランプ大統領は自身のSNSで「渋滞税は死んだ。マンハッタン、そしてニューヨークが救われた。王様万歳!」と投稿し、自身を「国王」のように見立てて自画自賛しました。
さらにホワイトハウスも、タイム誌の表紙に似せたデザインで、王冠をかぶってほほ笑むトランプ大統領のイラストを投稿しました。これに対し、ニューヨーク州のホークル州知事は「我が国は法治国家であり、王が支配する国家ではない」と述べ、渋滞税の継続を求めて法廷で争う姿勢を示しました。