消えた年金記録が労災認定に影響を与えるのか
1. 大阪市の男性の労災が16年ぶりに認定された。
2. 消えた年金記録が労災認定の障害となった。
3. 遺族に約3700万円が支給された。
大阪市の男性がアスベスト関連の中皮腫で死亡し、遺族が労災補償を請求したが、当初は不認定とされました。2007年の「消えた年金記録」問題が原因で、労災認定の決め手となる勤務記録が見つからなかったためです。
しかし、2022年に特別遺族給付金を請求した際、大阪労働局が再調査を行い、80年代に石綿関連の会社で勤務していたことが判明し、労災認定が行われました。遺族には約3700万円が支給され、年金記録の不備が再び問題視されています。