日本の戸籍制度改正で台湾の表記が可能に、何が変わるのか
1. 日本の戸籍で「台湾」と記載可能に。
2. 台湾人のアイデンティティー尊重の動き。
3. 中国外務省は日本を批判。
日本の戸籍制度が改正され、国籍欄に「台湾」と記載できるようになったことが台湾で歓迎されています。これまで日本の戸籍では台湾出身者の国籍が「中国」と表示されており、改善を求める声が多くありました。
台湾の主要紙はこの変更を「遅れてきた正義」として歓迎し、台湾人としてのアイデンティティーを持つ人々にとって重要な措置とされています。台湾の元駐日代表である謝長廷氏も、長年の悲願が達成されたと安堵の表情を見せています。彼は在任中、多くの在日台湾人から戸籍に「台湾」と書けるようにしてほしいとの要望を受けていました。
台湾の世論調査では、多くの人が自分を「台湾人」と考えており、国籍の表記は自身の尊厳に関わるとされています。しかし、日本を含む多くの国が台湾を国として認めていない現実もあります。
法務省の発表を受け、SNSでも台湾人とみられるユーザーから喜びの声が上がっています。一方、中国外務省は日本を批判し、台湾問題は中国の内政であると主張しています。日本の法相は、すでに住民票や在留カードで「国籍・地域欄」が導入されているとし、日本の内政の判断であると述べています。