地方での不妊治療、どうすれば受けやすくなるのか
1. 不妊治療の保険適用で治療件数が増加。
2. 地方では高度な不妊治療が受けにくい。
3. 胚培養士の偏りが課題として浮上。
不妊治療が保険適用されてから、治療を受ける人が増加していますが、地方では高度な不妊治療を受けることが難しい状況です。
福島県郡山市に住む絢音さんは、近所のクリニックで初歩的な治療を受けていましたが、体外受精が必要になった際、近隣に適切な医療機関が少なく、予約も取りづらい状況に直面しました。福島県には体外受精を行える施設が8つしかなく、最寄りの施設でも車で1時間かかります。
さらに、保険適用には年齢制限があり、40歳未満で最大6回までの制限があるため、絢音さんは焦りを感じています。地方には不妊治療のクリニックが少なく、患者が集中するため、予約が取りづらい状況が続いています。
このような地域間の格差が、不妊に悩む地方在住の患者にとって大きな課題となっています。