米露関係が急接近、ロシアはヤルタ会談の再現を狙うのか?

米露関係が急接近、ロシアはヤルタ会談の再現を狙うのか?

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ヤルタ2.0は実現するのか
1. ロシアでヤルタ会談再現の主張が広がる。2. プーチン政権はウクライナ支配を目指す。3. 経済問題でロシアの戦争継続は限界。

ウクライナ侵略が3年を迎え、ロシアではヤルタ会談の再現を求める声が高まっています。ヤルタ会談は第2次世界大戦終盤に行われたもので、戦後の国際秩序が大国間で協議されました。現在、ロシアはウクライナ紛争の終結に向けて、米国とロシアでの交渉を模索しています。

プーチン大統領はウクライナを「非ナチ化」「中立化」「非軍事化」し、親露派政権を樹立することを目指しています。米露間の高官協議では、ロシアがNATO軍の東欧からの撤退を求めましたが、米国はこれを拒否しました。

ロシアは経済的に戦争に依存しており、国防関連予算が大きな割合を占めています。物価上昇や人手不足が深刻化しており、戦争を継続できるのはあと2年程度と見られています。

トランプ政権がウクライナや欧州を排除し、ロシアとの直接対話を急ぐことで、ヤルタ2.0の実現が現実味を帯びています。しかし、これにより第2次大戦後に築かれた世界秩序が崩壊する可能性があると警告されています。
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