韓国大統領、戒厳宣言の意義を力説。背景に何が?

韓国大統領、戒厳宣言の意義を力説。背景に何が?

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尹錫悦大統領の弾劾審判、戒厳宣言の行方は
1. 尹錫悦大統領の弾劾審判が憲法裁判所で行われた。
2. 戒厳宣言の正当性を尹氏が強調し、国会は批判。
3. 弾劾が成立すれば大統領選が60日以内に実施される。

韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳宣言に関する弾劾審判が、ソウルの憲法裁判所で行われました。2024年12月の宣言が重大な違憲・違法性を持つかどうかが焦点となり、3月中旬にも決定が出される見込みです。

尹氏は国民に謝罪と感謝を述べつつ、宣言の正当性を強調しました。憲法裁判事8人のうち6人が弾劾を妥当と判断すれば、尹氏は罷免され、60日以内に大統領選が行われます。

尹氏は戒厳宣言が国の危機を訴えるものであり、最小限の非武装兵力を投入したと説明しました。一方、国会の訴追団は、戒厳宣言の要件を満たす国家非常事態は存在しなかったと主張し、憲法を破壊する行為だとして尹氏の罷免を求めています。
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