下村氏が還流再開を要請？地検での供述が波紋を呼ぶ。

1. 自民安倍派の裏金作りが事件化。
2. 松本元事務局長が下村元文科相を供述。
3. 還流再開は安倍元会長が問題視。

自民党最大派閥である安倍派の政治資金パーティーに関する裏金事件が、東京地検特捜部によって事件化されました。

2022年に一度中止が決まったノルマ超過分の還流について、安倍派の会計責任者だった松本淳一郎元事務局長が、東京地検特捜部の任意聴取で、還流再開を求めた幹部として下村博文元文部科学相の名前を挙げました。

衆院予算委員会は松本氏に対する非公開の聴取を行い、松本氏は還流再開を求めた幹部の名前は控えたものの、現職議員ではないと説明しました。

安倍派では、所属議員が派閥の政治資金パーティー券のノルマを超えて売った分を議員側に還流することが長年の慣習でしたが、2022年3月ごろに安倍晋三元会長が還流を問題視し、中止の議論が始まったとされています。