復興計画は住民の声を反映しているのか
1. 佐須団地は防災集団移転促進事業で造成された。2. 住民の反発で計画が変更され、団地数が増加。3. 宮城県の造成費用は他県より高額。
宮城県石巻市の佐須団地は、防災集団移転促進事業を利用して造成されましたが、住民の反発により計画が変更され、団地数が増加しました。
元々の計画では、リアス式海岸に点在する集落や漁港を集約する予定でした。しかし、住民や水産関係者からの強い反発を受け、漁港ごとに団地を造成することになりました。
その結果、計画は当初の59団地から192団地に膨れ上がり、総事業費は2825億円に達しました。特に宮城県では、地形的な理由から造成費用が他県よりも高額になりました。