フランス大統領の発言に、被爆者たちが怒りの声を上げています。

フランス大統領の発言に、被爆者たちが怒りの声を上げています。

※記事の画像はイメージです

マクロン大統領の核の傘発言は核廃絶に逆行するのか
1. マクロン大統領が核の傘をヨーロッパに広げる発言。
2. 被爆者和田征子さんが怒りを表明。
3. 核廃絶に逆行する発言として批判される。

フランスのマクロン大統領が、ヨーロッパに「核の傘」を広げる議論に入ると発言し、被爆者らから強い反発を受けています。

ニューヨークの国連本部では、核兵器禁止条約の締約国会議が行われ、核廃絶に向けた議論が進行中です。この期間中に出たマクロン大統領の発言に対し、日本から参加している被爆者の和田征子さんは「由々しきことだ」と怒りを露にしました。

和田さんは、ヨーロッパ全体に核の傘を広げるという発言に驚きを示し、核廃絶に逆行する動きとして批判しました。また、ICAN国際運営委員の川崎哲さんも、フランスの核の傘の話が核廃絶に向けてマイナスであると指摘し、核兵器への依存が危険であることを強調しました。

会議場では、核兵器廃絶に向けた強い声明が繰り返し出されており、核兵器に依存した安全保障政策の危険性が語られています。これからヨーロッパ諸国にこのメッセージを届けることが重要だと述べています。
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