90歳の母、14年越しに息子を沼で捜し続ける執念の物語。

1. 吉田税さんは行方不明の長男を捜し続けている。
2. 古川沼は震災で変わり、行方不明者の手掛かりがあると考えられている。
3. 利行さんは高齢者を助けた後、行方不明になった。

吉田税さんは、東日本大震災で行方不明になった長男・利行さんの帰りを待ち続けています。

震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の古川沼は、かつて市民の憩いの場でしたが、津波で景色が一変し、多くの行方不明者の手掛かりがあると考えられています。

利行さんは震災当時、市内の商工団体で事務局長を務めており、高齢者を助けた後に行方不明となりました。吉田さんは、息子が助けた高齢者の証言を聞き、自分を責め続けています。