米露がエネルギー施設攻撃停止で合意、緊張緩和の兆し。

米露がエネルギー施設攻撃停止で合意、緊張緩和の兆し。

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プーチンとトランプの会談、停戦合意は可能か
1. プーチンとトランプはウクライナ侵略について会談。
2. エネルギー施設攻撃の30日間停止に同意。
3. 30日間の即時停戦案には合意せず。

ロシアのプーチン大統領と米国のトランプ大統領は、ロシアによるウクライナ侵略を巡り電話会談を行いました。会談では、ロシアとウクライナの双方が発電所や石油精製所などのエネルギー施設を標的とする攻撃を30日間停止するというトランプ氏の提案にプーチン氏が同意しました。

また、両首脳は黒海での船舶の安全確保に関する協議を早急に開始することでも合意しました。しかし、米国とウクライナがサウジアラビアで合意した30日間の即時停戦案については、米露間で合意に至りませんでした。

プーチン氏は、停戦案に対して実効性のある停戦監視やウクライナ軍の再軍備に関する懸念を示し、米欧の兵器支援を受けるウクライナ軍が軍備を増強する恐れがあると反発しました。今回の電話会談でも、両国間の溝は埋まらなかった模様です。
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