備蓄米の販売表示に混乱、消費者の不安が広がる。

備蓄米の販売表示に混乱、消費者の不安が広がる。

※記事の画像はイメージです

備蓄米の表示は必要か
1. 備蓄米の引き渡しが始まり、表示されない。
2. すき家が米価格高騰で値上げ。
3. 米価格は4月以降下がる見込み。

政府が備蓄米の引き渡しを開始しましたが、流通の混乱を避けるため、備蓄米であることは表示されません。消費者や業者からは、備蓄米と一般米を区別してほしいという声が上がっています。

すき家は米や牛肉の価格高騰を背景に、メニューの約5割を値上げしました。全国のスーパーでの米の平均価格は5kg当たり4077円と初めて4000円台を突破しました。

備蓄米は3月中に店頭に並ぶ見通しで、JA全農は必要経費を加えた額で販売するとしていますが、備蓄米と表記しないよう要請しています。消費者は価格が安ければ表記にこだわらないという意見もあります。

農業ジャーナリストの松平尚也氏は、4月中旬以降に米の価格が下がると予測しています。農水省は備蓄米の表示を各事業者に委ねる方針です。
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