赤木俊夫さんの死を巡る文書開示問題、真相は明らかになるのか
1. 赤木俊夫さんの自殺を巡る裁判で逆転勝訴。
2. 国は17万ページの文書を1年かけて開示予定。
3. 改ざん文書の早期開示を雅子さんが強く要望。
赤木俊夫さんは「森友学園」を巡る公文書改ざんを苦に自殺しました。妻の雅子さんは、関連する文書の「不開示」決定を取り消すよう求め、大阪高等裁判所で逆転勝訴しました。
これを受け、財務省の職員が雅子さんを訪れ、来月上旬をめどに開示する予定の文書について説明しました。国は合計17万ページに及ぶ資料を1年かけて開示する方針で、来月上旬には約2000ページの文書を開示します。しかし、改ざんに関する文書は含まれていませんでした。
雅子さんは、夫が亡くなった時に文書を公開しなかったことに対し不満を述べ、改ざんに関する文書の早期開示を求めました。国は文書の存在を明かさず、雅子さんが提訴しましたが、高裁が逆転して「不開示」取り消しを命じました。
国が上告を断念したことで判決は確定し、今後、文書を開示していく方針です。