オウム真理教の陰謀論は今も続いているのか
1. オウム真理教の陰謀論が事件の引き金に。
2. 後継団体アレフは北海道で活動を続ける。
3. 賠償金支払いが滞り、資産状況が悪化。
オウム真理教による地下鉄サリン事件から30年が経過しました。事件の後継団体であるアレフは、札幌を拠点に活動を続けています。元オウム幹部の上祐史浩氏は、教祖の陰謀論が事件の引き金になったと語ります。
オウム真理教は、ヨガサークルから宗教法人となり、信者数は約1万5千人に達しました。教団は、終末論を掲げて若者を勧誘し、サリンを製造して事件を起こしました。
後継団体アレフは、2000年に名称を変え、現在も活動を続けています。公安調査庁によると、信者は全国で1200人おり、北海道が最多の300人です。
アレフには事件の被害者への賠償金10億円の支払い命令が科せられていますが、支払いは滞っています。資産状況も悪化しており、公安調査庁は賠償責任を逃れるための動きがあると見ています。