斎藤知事に逆風、パワハラ認定で波紋広がる。

斎藤知事に逆風、パワハラ認定で波紋広がる。

※記事の画像はイメージです

兵庫県知事の対応は適切だったのか
1. 兵庫県知事の違法な通報者探索と懲戒処分が指摘された。
2. 第三者委員会はパワハラを10件認定し、厳しい評価を下した。
3. 知事は報告書の内容を精査すると述べ、反省を促された。

兵庫県の斎藤元彦知事が関与したとされる違法な通報者探索と懲戒処分について、第三者委員会の報告書が公表されました。この報告書は、知事の一連の対応を違法と指摘し、特にパワーハラスメントについては16件の行為を検討し、10件をパワハラと認定しました。

報告書には法的拘束力はないものの、知事への批判が強まることは避けられない状況です。斎藤知事は報告書の内容を精査したいと述べつつ、元局長の懲戒処分については「処分は確定している」として救済措置を拒否しました。

また、知事は元局長の私的情報の公開についても検討すると述べましたが、県人事課は公開に公益上の理由はないとして非公開と結論付けています。

第三者委員会の藤本委員長は、告発文が県の組織体制の改善につながったと評価し、知事の姿勢を批判しました。最大会派の自民党県議団や維新の会県議団も報告書を評価し、知事に反省と説明を求めています。
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