米FRB、2回連続で金利据え置き。次の一手は?

米FRB、2回連続で金利据え置き。次の一手は?

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FRBはインフレ懸念にどう対応するのか
1. FRBは政策金利を4.25~4.5%に維持。
2. トランプ政権の関税引き上げでインフレ懸念。
3. FRBはインフレ再燃を警戒し利下げを見送り。

米連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利の誘導目標を4.25~4.5%に維持することを決定しました。これは、トランプ政権による関税引き上げが物価上昇を引き起こす懸念があるため、経済動向を慎重に見極める必要があると判断したためです。

2月の米消費者物価指数は前年同月比で2.8%上昇し、FRBの目標を上回っています。トランプ政権はメキシコ、カナダ、中国に対して高い関税を発動し、鉄鋼・アルミニウム製品にも関税を課しています。これにより、米輸入業者が小売価格に関税コストを転嫁し、多くの商品の価格が上昇する可能性があります。

FRBは過去に記録的なインフレを沈静化させるために利下げを行いましたが、トランプ政権下でのインフレ再燃リスクを警戒し、利下げを見送っています。
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